さっきの話。Facebookでお友達が「レシピ通りに作ってるけど上手くいかない」と嘆いていました。

試しに「初心者 レシピ」でググってみたところ、普段から料理をしている中級者以上の人にはすごく簡単でも、本当に初めての人にはよくわからんものが多いなーと思いました。要するに、一定レベルまでの基礎知識は暗黙の了解としてスキップしてるんですね。
でもその基礎知識を埋めるためのマニュアル的なものというのはあまりなさそうです。

ふと思い出したのは、マニュアル作りをしてた時のことでした。
僕は基本的に仕事は極力マニュアル化することで、どうしても自分ができない状況に陥ったときでも他人に頼れる環境を作るよう心がけていました。病気したときに助けてもらえるし、万が一事故で死んだりしたとき、仕事がブラックボックス化されてると周りに迷惑かけちゃいますからね。
そんで、マニュアル作りをする際に絶対にしていたことが、その仕事を全然理解してない人に頼んでそのマニュアルを見ながら遂行できるかどうか、ということです。わかっている人が作ると、自分の中では当たり前と思っていることの説明が抜けることが往々にして起こるんですよね。なので、試してもらって、つっかかったら何が分からなかったのかを確認して修正するということをしていました。

レシピは料理のマニュアルですから、少なくとも「初心者向け」と標榜するレシピなら絶対にそういう確認作業をする必要があると思うのですけど、まあしてないよねー。ユーザーフレンドリーじゃないなーと思いました。なんというか、メモ的なやつが多いんですよね。メモはメモであってマニュアルじゃありません。初心者向けじゃなければそれでも良いとは思うんですが。
仕方ないので、僕はレシピ本見ながら作って失敗したときはその原因を考えて付箋に書いてそのレシピに貼っておくようにしてます。失敗だけでなく、ニンジン入れたら美味しいかもとか気がついたことも。


ユーザーフレンドリーといえば最近、シフォンケーキ作りにはまっていて、このレシピを参考にしています。
とてもくわしいシフォンケーキのレシピ
これはものすごく親切。これより親切なのはそうそうないんじゃないですかね。それでもオーブンのクセとかもあって、なかなか完璧なものが作れず試行錯誤の日々です。底上げがなかなか解消されないんだよなあ。色々試して少しずつ成功に近付くの、楽しいです。毎日同じご飯だと飽きるけどお菓子は割と許されるので実験しやすいのも良いですね。人にあげると喜ばれるし、料理が苦手な方も良かったら試してみてください。楽しいよ。 





いつ買ったのか貰ったのか覚えてないけど、面白いし参考になります。中級レベルになって読み返しても「へー、そうなんだー」と思うことも多々あります。日々是勉強ですね。

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おまけ(オススメのレシピ本)

個人的におすすめは栗原はるみさんのレシピ。説明はすごくざっくりなんだけど、憶測で適当に作ってもなんとなくちゃんとできます。美味しいし。
 




あと、前にも紹介しましたがよしながふみの「きのう何食べた?」もオススメ。マンガだけど説明が丁寧ですし段取りが素晴らしい。一品だけでなくちゃんと献立として成立してるのも素敵です。マンガとしても面白いので是非。

 
最近は料理レシピマンガは腐るほどありますが、こちらは初心者向けに良いかも。料理作ったことがないシングルファザーが娘のために奮闘します。