娘はいま小学校5年生で、受験を視野に入れて去年からSAPIXに通わせていました。宿題多いって聞いてはいたけど、まじめちゃくちゃ多い。賢い子はさささっとやれちゃうのかもしれないけど、うちの子は残念ながらそこまで賢くないからか結構時間がかかり、言われた量を真面目にやろうとすると遊ぶ暇が全くと言って良いほどありません。これは多分、多くのSAPIXに通っている子がそうなんじゃないかなと思います。


それでも最初の1年は頑張ってやっていたんだけど、5年生になってさらにボリュームは増え、難易度も上がり、ついていくのが精一杯の状況になってしまいました。僕も妻もあまりお尻を叩くのが好きな性分でもないので「ちゃんとやろうねー」とまめに声をかけて、やったやつを見るくらいしかしないのですが、まあやらないです、かなりしつこく強く言わないとできない。


でもさ、そこまでしてやらないといけないものなのかな、と。親子共々多大なストレスを感じて小学校の多感な時期を勉強漬けになって放課後友達と遊ぶこともままならず、そこまでして得るものって何だろうな、と疑問に思いました。


それでも行きたい学校へ行ける可能性が十分にあるならもう少し頑張ったかもしれないけど、教えてて現状の本人の資質的に普通に4教科受験で受かる可能性はものすごーく低いなと。底上げにも限界あるな、と感じてしまい。誰のせいでもないんですけどね。


なにより最近は塾の勉強をすることに対しアレルギー的な、やるのが苦痛で苦痛で仕方ない、という雰囲気も出ていて、これはまずいな、と思いました。受験勉強が楽しいものであることはなかなか無いとは思うのですが、勉強自体が嫌いになられたら元も子もないわけです。昔なら、2年間すごく辛い思いしてでも良い学校に入って良い大学入ればある程度将来が約束されていたと思うのですが、もうそういう時代じゃなくなるだろうし、そうしたら勉強嫌いって致命的だと思うんです。少なくとも好きな分野は楽しく勉強して欲しい。


そもそも受験を考えたのも、のんびりしてちょっと変わっている娘が中学・高校生活をより楽しめる選択肢として、またせっかく持っている英語力をちゃんと活かせる学校がいいな、という程度のものなので、めちゃめちゃ辛い思いをしてまで行くようなものじゃないのかなと思うのです。かといって受験を完全に見送るわけではなく、残念ながらSAPIXのやり方が娘に合ってなかったようなのでやり方を変えようというところです。


そんなわけで、悩みはしましたがSAPIXをやめました。一緒に通っていた仲良しの子がものすごく悲しそうにしていて胸が痛みましたが仕方ない。


ただ毎日遊び呆けてもらっても困るので、とりあえずスタディサプリを始めてみました。ビデオで講義を見て問題を解くタイプのサービスです。自分のペースで進められて比較する相手がいないので、マイペースな娘には今のところマッチしているのかなと。


スタディサプリ


この決断が吉と出るか凶と出るかわかりませんし、何をもって吉とするのか凶とするのかもわかりませんが、僕個人としては良い判断ができたと信じて娘の人生が彼女にとって楽しいものであるようにバックアップを続けたいなと思います。