先月のBASE FOODのラボミーティングに引き続き、今度はスーパーマーケットのオオゼキのイベントに行ってきました。BASE FOODの方は公式イベントでしたが、こちらは完全非公式
非公式のスーパーマーケットのイベントってわけわかんないですよね。僕もわけわかりません。参加した経緯を簡単にご説明しましょう。

事の発端は、「趣味はオオゼキです」と言い切るトンチキパワフルな主婦まつしまようこさんのnoteです。全てはここから始まりました。

わたしの趣味は、オオゼキです。

これ、結構バズったnoteでして、だから目に触れて読むことになったのですが、狂気に近いオオゼキ愛がこれでもかと綴られています。すごい(こわい)。挙句、まだオオゼキに行ったことがない方を引き連れて複数のオオゼキをまわるオオゼキツアーを開催する始末。この人たちなにやってんだほんとに。
ちなみにイベント中の会話でまつしまさんはこの複数のオオゼキを買い回る行為を「縦走」と表現していました。あたかも一般的な用語であるかのように。普通そんなことしないからね。縦走ってそういう意味じゃないからね。

あまりに面白かったのでツイッターでこれについてつぶやいたところ、このオオゼキ愛あふれる主婦オオゼキようこさん、もといまつしまようこさんからお声かけいただき、その後交流していたところ今回のオフミーティング「オオゼキイベント」開催のご案内をいただいたというのがことの経緯です。


ではオオゼキイベントとは何をするのか。気になるのはそこですよね。なんだよオオゼキイベントって。

オオゼキイベントとは、まつしまさんのオオゼキ愛に心打たれたデザイナーの竹鼻さんが企画した、美味しいものを食べながらオオゼキについて語り合ったりするイベントです。詳しくはこちらをどうぞ。
主婦×主夫イベント「オオゼキからの贈り物」 August 25th

おわかりいただけましたでしょうか。なんとも魅力的じゃないですかこれ。そんなこんなで妻にやや訝しがられながら、日曜の昼間っから謎のイベントに参加してきたわけです。

ーーーーー

降り立ったのは小田急線梅ヶ丘駅。初めて来ました。
IMAG4319

「寿司の美登利総本店がある場所」という知識しかありませんでしたが、改札出たらOdakyu OX、また駅前すぐにY's Mart、さらには駅徒歩3分ほどのところに業務用スーパーまであるスーパー激戦区、さながらスーパー戦国時代。
IMAG4317
IMAG4316
IMAG4324

「だからなのか?だからここをミーティングの地に選んだのか?」と思いましたが関係なさそうでした。キッチンがあるレンタルスペース、なかなかないんですね。

ちなみに寿司の美登利総本店は改装中でした。
IMAG4322

ーーーーー

さて、住宅街のど真ん中にある一軒家がレンタルスペースでして(そういやBASE FOODのラボミーティングも一軒家だったな)、そこに休みの日を費やしてオオゼキについて語り合おうという物好きな大人が集まりました。食事はまつしまさんと竹鼻さんの手料理。まつしまさんは実は「十八番料理」という、色々な方の十八番料理を習うという記事を書かれていて、その中からいくつかをご披露くださいました。竹鼻さんはお魚料理メイン。写真撮り損ねたのもたくさんあるのですが、どれもすごくすごく美味しかったです。
IMAG4327
IMAG4328
IMAG4331

美味しい料理に舌鼓を打ちながら歓談し、途中でまつしまさんによるオオゼキプロモプレゼンが展開されます。
IMAG4334
プレゼンのあとには「スーパーマーケット界におけるオオゼキの立ち位置は?ほかのスーパーはどこか?」とマトリクスにああでもないこうでもないと付箋を貼りながら議論する面々。行き着く先は何もないのに。こういう無意味なことを真面目にやることこそが人生のゆとりというものだよなあと改めて実感するわけです。


食事とトークをたっぷり楽しんだところで、みんなでオオゼキ発祥の地、世田谷松原店に向かいました。梅ヶ丘からは東急世田谷線という路面電車に乗って行きます。世田谷松原店が最近改装されたばかりということもあり、東急世田谷線にはオオゼキラッピングトレインが走っています。ホームで電車を待っていたところ、反対側ホームにタイミング良く入線してきたオオゼキラッピングトレイン。一斉に写真を撮る怪しい集団。こちらを見ていた乗客が「なにやってんだこいつら」ってぽかんとした顔をして見ていたのが印象的でした。
IMAG4338


しばし電車に揺られ、松原駅に到着。目指す世田谷松原店(まつしまさん曰く「御神体」)は駅からすぐという案内に「参道が短い」というメンバーの声。何を言ってるの?
そしてわざわざ道の反対側から店舗写真を撮る人たち。みんな頭おかしい(僕も)。
IMAG4339

しかしさすが「御神体」と呼ばれるだけあって、近所にあるオオゼキとは格が違いました。いや、近所のオオゼキも素敵なんですよ?お肉もお魚も美味しいし、果物だって安いのに甘い。でも御神体はそれだけじゃない。聖地は伊達じゃないんだと思わせるに足るバリエーション(奥行き)とこだわりの品々の数々。まつしまさんはここに基本2時間滞在するそうですが、それもむべなるかな。2時間は長すぎるけどね。プレゼン中に「煌めき」というおよそスーパーマーケットを語るのに似合わない表現を使っていましたが、大げさじゃなくお魚とかほんとに輝いてるんですよ。なにここ、市場なの?お肉もすんごい美味しそう。

ただ、夕方とはいえ夏の道のりを魚や肉を持って小一時間かけて帰るというのは非現実的なので、腐らなそうなものをいくつか買って皆様に別れを告げて帰路につきました。
IMAG4343
梨とパンは美味しそうだったのでつい。
左下のはクリームチーズケーキスプレッド。これでリッツパーティーやりたい。
右端は美登利寿司のゆず味噌いなり。まつしまさんから「義実家への手土産に良いですよ。」というものすごくニッチな用途をご提示いただき、美味しそうなので買って帰りました。実際すごく美味しかったです。おすすめ。

このイベントはツイッターのハッシュタグ #オオゼキイベント で参加者各位が適宜つぶやいていますので、ご興味ある方は覗いてみてください。こいつら頭悪いなあって思わないでね。

美味しいもの食べて楽しい会話をして、新しい体験をして。とても良い1日でした。まつしまさん、竹鼻さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!


追記)
まつしまようこさんのイベントレポに、僕の文を引用していただきました。すごく嬉しい!そしてまつしまさんの文はなんか好き。言葉選びのセンスが良いんですよねー。
効率重視の現代の逆をいく!?「オオゼキイベント」の正体 #オオゼキイベントレポ