先のエントリに書いたとおり、春からカナダに行くわけですが、色々と考えたり気にしたりしないといけないことがありまして、まあその辺は海外赴任する人の共通の悩みかな、ってんで後日どなたかの参考になったらいいなあと少しずつ情報を書き溜めていこうと思います。

で、いきなりでなんですが子供の言語教育についてです。赴任決定当初は「これで娘ちゃん、英語ペラペラになるぜ、きゃっほぅ!」と喜んでいたのですが、どうもそういう問題ではなさそうです。

というのも、うちの子は現在4歳で、日本語もまだたどたどしい感じです。そんな状態で海外に行くときにとても気をつけないといけないことが日本語教育とのこと。学校は現地校に通わせるつもりなのですが、当然まだ英語なんて全然話せません。だからといって英語に慣れさせようと家庭でも英語で会話をしていると、日本語がだんだん疎かになり、どっちもどっちになってしまいます。
このような状態をセミリンガルとかダブルリミテッドとか言うらしいのですが、日本語も英語(外国語)も上手に話せず、伝えたいことが上手く伝えられないためすごくストレスが溜まる状態になってしまうそうです。
このダブルリミテッドの状態の一つとして、日本語の中に英単語が混じってしまったりするという現象があるそうです。僕も幼少期にアメリカに滞在していましたが、幸いほとんどありません。両親の日本語教育がすごくしっかりしてたんだろうなと感謝です。それでも、たまに少し、こんな感じになります。特に英語を喋るときは思考回路を英語モードに切り替えるので、そうすると簡単な日本語も出てこなくなったりします。こんなの日常的だったらそらストレス溜まるわなあ。もし海外に永住するなら英語だけでもいいんでしょうけど、割とすぐに日本に帰ってきてしまいますから、そんな状態になったらかわいそうですよねえ。

ちなみに、じゃあどれくらい滞在すれば喋れるようになるの?というと、3年くらいすると外国語が少しずつ喋れるようになり、5年経つとかなり喋れるようになる、ということです。我が家は果たしてそんな長期間滞在するものなのか。予定では一応2年のようですので望み薄いですねえ。というか、5年もビジネスの現場から離れると僕が社会復帰できなくなりそうだw

そんなわけで、日本にいるときよりずっと一生懸命日本語を教えないといけません。英語禁止。日本語の勉強かあ、どうするかなあと。いまは保育園がなんでも教育してくれるのでスーパー助かってるんですが、これからはそうもいかないですね。
と少し悩むところもあるわけですが、やはり異文化の中で暮らすというのは娘にとってもきっとプラスになると信じて、彼女のストレスが増えないよう楽しい日々を送りながらしっかり勉強していけたらなあと思う次第です。