今年の1月にこんなエントリを書いたのですが、

コンデジの行方

最近はWifiを使ってスマホと連携するデジカメがちらほら出てきてて、我ながら先見の明があるなあなんて一人悦に入っております。ただ、まだまだごく一部の機種にしか搭載していない模様ですが、もうあと1、2年したら標準搭載が当たり前になるんだろうなと思ってます。

で、連携することによるメリットは前にも書いたしカメラメーカーの商品説明にも出てるのですが、もう少し解説を付け加えてみました。


1)共有しやすい
なんといってもこれでしょう。撮ったその場でSNSなどに共有できる。スマホとカメラが連携することでスマホが得られる最大のメリットです。
最近のスマホのカメラのスペックは、光学ズームを除けば一昔前のコンデジを上回るレベルになっていますが、それでも「写真を撮る専用機=カメラ」にしか撮れない写真もあります。そんな写真もすぐに投稿できるのは、写真を撮ることが好きな人にとっては朗報ではないでしょうか。
ただ、そんな写真を撮らない人にはカメラは不要とも言えます。そして大半の人はそうなのかもしれません。頑張れカメラメーカー!

最近はAndoroid搭載のカメラとかあさっての方向に走ってるとしか思えないカメラも出てきてますが、これも撮った写真の共有のしやすさを考えてのことでしょう。でもカメラで一生懸命コメント入力するとかマヌケ過ぎます。しかもWifi環境下でないと使えないし。「スマホ持っていない人もいるから」とかいう理由だとしたら、そんな人はAndroid搭載デジカメなんて買いません。そんな人のために貴重な開発資本を使うのはバカです。カメラには「スマホでは撮れないいい写真を撮る」というお仕事だけさせておけばいいんです。個人的には最近のデジカメについてくる、白黒とかに画像編集する機能すらいらない気がしてます。


2)スマホでシャッターが切れる
1がスマホにとってのメリットなら、これはカメラにとってのメリット。
離れた場所から画面を確認しながらシャッターが切れる。これまたすごいことですよ。記念撮影はもちろんのこと、手振れしやすい夜景の撮影なんかにも使えます。水の中を電波が伝わるのかどうか知りませんが、伝わるのだとしたら防水デジカメを水に沈めて、前を魚がよぎったタイミングでシャッターを押すというような使い方もできるかもしれません。水中に限らず、頭を入れることができない状況で手とカメラだけ突っ込んで、でもちゃんと画面を確認しながらシャッターを押せるというのは結構重宝するんじゃないでしょうか。あ、スカートの中とかイリーガルなのはダメですよ。
また、山頂での星空の撮影において寒い寒い中、かじかむ手でしなくとも、暖かい車の中でゆっくりと露出やシャッタースピードの調整をすることだって可能です。(水中も星空も実体験として欲しいなと思ってる機能ですw)

そして、iPadなどのタブレットとの連携。海外に行くと結構な割合でタブレットで写真を撮ってる方に遭遇するわけなんですが、でっかい画面で出来上がりを確認しながら写真が撮れるってなにげにすごいことですよね。撮ったその場で大きい画面で確認できるだけでもかなり嬉しいことなのに、確認しながら撮れちゃう。特に老眼の進行したお年寄りには重宝するんじゃないでしょうか。


ということで、現状ではWifi搭載デジカメはまだ物好きな方々が買うレベルの代物かもしれませんが、上記のような使い方が一般化すれば当たり前に搭載されるようになるんじゃないのかな、というか当たり前に搭載されて欲しい!と思ってます。今後も楽しみに見守っていきましょう。