気まぐれ思いつき日記

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む40代男性の日常。2年間ずつバンクーバー、LAに滞在、2016年8月末に帰国。現在は主夫と会社員とライターの三足のわらじで頑張ってます。バンクーバーやLAと関係ないことも多々あります。

2012/05

(はじめに)「お前が言うな」と言われそうなのですが、自戒も込めて、というところで。

 最近の炎上案件(studygiftとか河本の生活保護の件とかその他諸々※)を見てると、なんかみんな他人に厳しいなあと。ダメなもんはダメなんですが、そんな目を血走らせて青筋立てて怒髪天を衝く勢いで責め立てるようなことなのかなあと。(そんな案件もないわけじゃないですが)

 日本人の美徳でもある自らを律する姿勢は世界に誇るものでありまして、先の震災でもパニックにならず整然とする姿は驚嘆とともに報道されたのは記憶に新しいところであります。たださ、他人にも厳しすぎるよね。日本人のお客さんは世界で一番厳しい、ということを聞いたことがありますが、それによって日本のサービスは世界最高レベルに磨き上げられた反面、値段不相応な必要以上のレベルのサービスを求められてサービス残業や所得低下を招き、結果デフレの一端を担ってるんじゃないかってのは言い過ぎですかね。
 余談ですが、日本メーカーは品質チェックが厳しく歩留まりが悪くなるので、海外の工場には提携を嫌われているそうです。(一方で、日本メーカーに供給している工場は品質が高いということでブランド力を持ってもいるんでしょうけど。)

 いま僕がいるカナダなんて、みんな結構、いやかなり適当ですけど、誰もそんな文句言いません。それが普通になっちゃえば気にならないんでしょうね。僕も「ま、そんなもんなのか」で済ませちゃってます。多分、その方が精神衛生上いいと思うんですよ。それに人の行動にはその人なりの理由があるわけで、自分には理解不能だからといって自分の常識を押し付けて怒り狂ってもねえ。
 世の中怒っても仕方ないことなんかままあるわけで、いちいちカリカリしてても周りもいい気分しないですし、誰も得しません。そんなことにエネルギー割いてないで、心穏やかに生きた方が幸せだと思いますよー。みんな、もっと周りに寛容になって、人にやさしくして楽しく暮らしやすい社会を作ろうよ!

※結果として議論が前向きに発展すればいい(当事者はちょっとかわいそうだけどね)と思うのですが、スケープゴートにされて責められて謝らさせられてシャンシャンとなりかねないので、そうならないことを願うばかりです。

おまけ
 赤の他人に厳しいと同時に、身近な人にはあまり言わないのも日本人だよなあ、と。空気を読んでる(場が険悪になるのを防いでる)のかもしれませんが、それどうなのよって。身近な人にこそきちんと指摘して、お互いのレベルアップを図るのが正しい姿なんじゃないのかと思うのですが、どうも上司ー部下の関係以外で言うのは好ましくないみたいというか疎まれる傾向にあるというか。甘さと寛容をはきちがえて「他人に厳しい」とか言うのは筋違いだと思うんですけどね。ま、問題を指摘されると責められてると勘違いして怒っちゃう人がたくさんいるのでめんどくさいから指摘しないとか、指摘じゃなくて責めちゃう寛容さがない人もいて一緒にされたくない、とかもあるんでしょうが。
 そんなことを思うと、2回目の現場に出たときは新ブランド店舗立ち上げということでみんながフラットな関係かつ研修の成果もあり、後輩からもきちんと「こうした方がいいと思いますよ」と指摘・アドバイスしてくれる環境にいられたのはものすごくラッキーだったのだなあと改めて思います。久々の現場で色々とわからないことが多くてダメダメだった僕はすごく救われました。みんな、ありがとう!また働き始めるときはまたそんな環境に身を置きたいもんです。

いや、多いに越したことはないんですが、少ないと少ないなりになんとかする方法を工夫するもので、多いとそれに甘えて工夫を怠るのが人間というものなのだなあと改めて思いましたので書く次第です。

日本からカナダに来て、その土地の広さに驚いたのですが、土地だけでなく全てがでかいのですね。食べ物が大きいのはいいのですが、洗剤なんかもとにかく大きい。日本では置き場所の問題があり、少ない量で高い洗浄力がある洗剤が出ていますが、そんなものは一切ありません。液体洗剤は数リットルあるポリタンクでだばだばーっと入れます。その割に洗浄力は、、、といったところです。置き場所は余るほどあるからいいんでしょうが、物流を考えるとコスト面でも環境面でもコンパクトにするべきだと思うんですけどねえ。
あと、フライパンを探していたとき、日本では取っ手がとれるタイプのT-falを使っていたので同じものを買おうとしたのですが、そんなものはどこにも置いていません。あれは日本の狭い台所事情から生まれた製品なんだなあと感心しました。取っ手がとれると余ったスープなんかを冷蔵庫にしまったり、料理をそのまま食卓に出すとき便利なんですがねえ。調理器具は一つ一つに専用のものがあって、そういう意味では面白いです。日本の輸入雑貨のお店にもありますが、アボカドを剥くためだけのスプーンとか、「必要?」と言いたくなります。
掃除機もびっくりするくらい大きいです。大きいだけであまり吸引力が強くないのもテンプレ通り。コンドミニアムで使っていた掃除機は、コードを手で巻くタイプでした。引っ張ったらしゅるしゅるしゅるって巻き取られたりなんかしません。取り回しサイアクで置き場所もとって吸引力はいまいちってどうなの?吸引力はともかく、大きいのは多分問題にならないんでしょうね。小さい方が使い勝手いいと思うんだけどなあ。日本の掃除機はもっと値段を落としたらシェアを握れるんじゃないかと思いますがどうなのかしら。

カナダやアメリカのように土地というリソースが十分にあると、モノをコンパクトにしようという工夫が生まれない(求められない)んだなあと思ったわけですが、ただこれ、土地に限らず、時間であったりお金であったり、色々なところで同じことを感じています。偉そうに批判してるわけじゃなく、自分の生活を見直して、余剰資源がないかチェックして上手く工夫することを忘れないようにしたいもんです。


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海外に赴任するときだけでなく、旅行するときに必ずしなければならないこと、それは現地通貨を手に入れることです。一般的によく使われる手段は両替所を利用する方法と、トラベラーズチェックを買う方法です。両替所は日本で両替する場合は銀行か空港になりますが、実はこれ、あまりいい方法ではありません。とにかくレートが悪いです。使い勝手は若干悪くなりますが、まだトラベラーズチェックの方がいいです。こちらだと万が一盗難・紛失にあったときも保険が効きますしね。

「でも現金がいいよ」という場合、どうするのがいいのか?

ネットで調べると「FXを使うとものすごく低い手数料率で両替できちゃうよ!」と甘い言葉がたくさん出てきます。ところがこれ、嘘です、ご注意を。FXを使うと、円でドルなりユーロなりを買うことは簡単にできます。しかし、これを引き出すことができないのです!厳密に言うと、海外送金という方法で引き出しができるのですが、これをやろうとすると手数料がとてもかかります。なのでFXはちっともお得な両替方法ではありません!十分ご注意を。

実は、クレジットカードでキャッシングをするのがいちばんお得なのです。裏面にPLUSと記載されているクレジットカードを持っていれば、現地のキャッシングマシンで現地通貨をキャッシングすることができます。手数料は規定の利率になりますが、すぐに入金処理をすれば極僅かで済みます。ただし、キャッシングの限度額が低いと少ししか引き出せないのでご注意を。カードのスキミングなどのリスクも考慮して設定してください。

海外赴任で、現在赴任中の人と入れ替わりの場合はお互い交換するのも良いかもしれません。帰国する人は現地通貨を持っていても仕方ないですからね。ただし、法律的にどうなのかは知りませんので必ずしも推奨はしません。


と、まあ色々書きましたが、アメリカやカナダではほとんどどこのお店でもクレジットカードが使えます(AMEX・ダイナースは微妙、VISAなら間違いなし)ので、チップなどのために少し換金しておけばそんなに困ることはありません。なので、めんどくさければ空港で両替するのもありかもしれませんね。


<追記>
コメント欄にて、FXを使った両替についてご指摘いただきました。
マネーパートナーズの外貨両替・受取サービスというものがあるそうで、こちらを使うと手数料率は低いまま両替・換金ができるそうですよ。
うーむ、世の中色々あるんですねえ。
gさん、情報ありがとうございました!

父に面白いと勧められてバンクーバーへの移動中に読んだ本。すごく面白くて一気読みしてしまいました。著者は「下町ロケット」で直木賞をとった池井戸潤さんで、この「空飛ぶタイヤ」でも直木賞候補となっています。

主人公は赤松徳郎は赤松運送という運送会社の社長。物語は赤松運送の社員が運転するトラックがタイヤ脱落事故を起こし、死傷者を出してしまうところから始まります。トラックメーカーの調査により事故原因は「整備不良」とされ、赤松は警察から容疑者として追求されます。家宅捜索を受け、大口取引先を失い、銀行からは融資を断られと散々な目にあいますが、赤松はこの「整備不良」という原因に納得がいかず、メーカーであるホープ自動車に戦いを挑んでいきます。そして少しずつ、ホープ自動車に巣食う腐った部分が浮き彫りにされていくのですが、赤松運送は資金繰りに苦しみ、、、というお話。

読み始めればすぐに三菱のリコール隠しを題材にした話なのだなと気付き、なんとなく結末は予想できるものの、登場人物の心理描写にグイグイと引き込まれていきました。この物語の主人公は間違いなく赤松徳郎社長なのですが、その赤松と対峙するホープ自動車の沢田や刑事の高幡、ホープ自動車に融資を求められるメインバンクの井崎など、それぞれの立場・視点での考え方や行動が丁寧に描写されているところが物語に厚みを増しています。ホープ自動車の人たちのお役所根性というか消費者をなめきった態度ってのがまた腹立つんですよねー。文中では「財閥だから」という表現でその態度に理由付けをされているんですが、結構多くの大手企業の社員さんにこういう方が見受けられるんじゃないかなあと。東京電力然り、企業ではないけど大阪市役所の職員然り。そういう会社・組織に未来はないよね、と思わせられます。

話はずれますが、こういう「それぞれの立場からの視点」で形成されている物語、結構好きです。実世界でもそうですが、他人の「バカなんじゃないのか」と理解に苦しむ言動にもその人なりの理屈であったり正義であったりがあるんですよね。それが正しいかどうかは別として、そういう背景があることを理解なり推測なりすることが自分の精神衛生上にもよろしいんじゃないかと思ったりする次第。まあ、何も考えていないということもあるわけですが。
このような複数の立場からの視点で語られる物語を「群像劇」と呼び、個人的には北方謙三の水滸伝が群像劇としてものすごく高いレベルで出来上がっていてめちゃくちゃ面白いと思うので、こちらも興味あれば是非。全18巻と異常に長いんですけど、量に圧倒されないで読み始めるとスラスラ読めます。「でも、さすがに18冊はちょっと、、、」という方は、楊家将というのが上下巻であり、これまたよくできた群像劇ですのでオススメです。騙されたと思って読んでみて!

ということで話がずれまくりましたが「空飛ぶタイヤ」、自分の身の回りに置き換えながら読んでも結構面白いと思いました、オススメです。文庫で上下巻てのも手をつけやすくてよろしいですねw

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


水滸伝完結BOX (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社


楊家将〈上〉 (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所

バンクーバーにはチャイナタウンが二つ、ダウンタウンにあるチャイナタウンとリッチモンドのチャイナタウンがあります。

一般的に「バンクーバーのチャイナタウン」と呼ばれるのはダウンタウンのチャイナタウンで、古くからあるチャイナタウンです。ここは治安が悪いことで有名。現地の方の話によると日中から浮浪者やヤク中、アル中の人がふらついているそうです。
これは市が食料の無料配給所など、所得が低い人がチャイナタウンに集まる仕組みを作っており、あえて治安が悪い状態を維持していることによります。ここでは薬の売買も日常的に行われているそうですが、警察は厳しく取り締まらないとのこと。厳しく取り締まってしまうと売人達は地下に潜り、現在治安が良い他の場所で売買を始めてしまい全体的な治安が悪化するため、このチャイナタウンについてはある程度までは放置しているそうです。ある種の人種隔離政策というところでしょうか。おかげでダウンタウンの中心街では浮浪者もほとんど見かけません。賢いというかなんというか。面白いですね。
他の国でも往々にしてある話のようですが、ここバンクーバーでもご多分に漏れないんだなあと感じました。でも日本ではあまりそういう話は訊かないですよね。強いて言えば西成がそうなのかしら、よく知らないのですが。それとも僕が知らないだけで結構そういうところはあるんですかね。情報求む。

一方、リッチモンドというバンクーバー市の隣、バンクーバー空港があるところにもチャイナタウンが発達しています。この街に住む人のほとんどが中国人なんじゃないかというくらい中国人が多いそうですが、こちらは所謂ニューリッチ層で、今の中国の勢いを表した人たちが中心だそうです。なんでも、"Rich"という言葉がつくので縁起を担いで住みたがるんだとか。そんな彼らは金に糸目をつけないということなので、ビジネスするならここなのかなと思う一方、海千山千のチャイニーズビジネスマンを相手に丁々発止と渡り合う根性もビジネスセンスも今のところないので、とりあえずやめておきますw
このリッチモンドでは街中いたるところに中国語があふれています。レストランに入れば中国語メニューが置いてあり、ショッピングセンターはなんというか、ちょっと質の悪い、センスも微妙なお店が並び、テレビで見る中国な感じがいたします。T&Tという中華系スーパーもあり、中華料理に使うあらゆる香辛料が棚に並んでいます。生きた魚や蟹なんかも売っていて、ちょっとこちらの他のスーパーとは毛色が違う感じです。

同じブリティッシュコロンビア州のチャイナタウンといえどもこんなに違うんだなあという感じで興味深かったのでとりあえずご報告でした。

ちなみに、チャイナタウンといえば中華料理ですが、妻に言わせるとどれもMSGの味がするそうです。チャイニーズレストランシンドロームという言葉があるくらいですから、実際大量に使っているのかもしれません。僕はまだ食べてないのですが、そうだとしたら残念ですね。美味しい中華料理が食べたいなあ。


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