気まぐれ思いつき日記

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む40代男性の日常。2年間ずつバンクーバー、LAに滞在、2016年8月末に帰国。現在は主夫と会社員とライターの三足のわらじで頑張ってます。バンクーバーやLAと関係ないことも多々あります。

2016/08

たまにはタイムリーな話題にのってみたいと思います。
昨日、お盆の帰省ラッシュで空港がごった返す中、羽田空港の全日空でベルトコンベアが故障し、何便かで預け入れ荷物を載せないまま出発するというトラブルが発生したそうです。到着地で「本日または翌日の便で輸送して遅くとも翌日には指定の場所に配達します」と案内されて皆さん荒れてるんだとか。大変ですよね、ロストバゲージ。僕も北米生活で2回ほどくらいました。着替えを手荷物に入れてないとどうしようもないんですよね。うん、わかるわかる。

でもね、言わせてもらうなら、全日空の対応は素晴らしいですよ、少なくともユナイテッド航空のそれに比べれば。ユナイテッドのは酷いもんです。そこで、僕が食らった2回目のバゲージロストの話をご紹介したいと思います。これに比べればましだなとか、最低限、下着の替えくらいは手荷物に入れるようにしようとか思ってもらえれば幸いです。


それは2014年7月2日、ニューヨークはニューアーク空港からトロントに飛ぼうとしたときに悲劇が始まりました。

2014/7/2 WED
09:00 マンハッタンのホテルをタクシーで出発。
10:20 ニューアーク空港に到着、荷物を預け入れてチェックイン。
12:00 搭乗ゲートへ。飛行機は12:20発の予定。整備のため出発が遅れます。
00:00 ここから運命が狂い出す、、、!
13:20 1時間以上遅れてようやく飛行機に搭乗。
00:00 しかし滑走路が混んでいるのか、なかなか動き出しません。
14:30 ようやく滑走路へゆるゆると動き出します。そして手前でまた待機。
15:00 天候不良のため出発延期、搭乗ゲートに戻り、飛行機を降ります。
00:00 そして再案内を待ちます。
16:00 飛行中止が決定、振替のためにカスタマーセンターに並びます。
17:00 待つこと1時間、ようやく順番が来て21:30発の便に振替が決定します。
00:00 仕方ないのでただひたすら待ちます。
20:30 振替便も出発延期、23:30発(25:00トロント着)にステータスが変更になります。
00:00 もう、飛べるなら何でもいいやという心境。
21:20 とどめを刺すかのように飛行中止が決定。慌てて振替に並びます。
00:00 あ、ちなみに並んで手配してくれてるのは全て奥さん。
00:00 毎回、ステータス変更を感じ取るや、すぐ並びに行く奥さん有能。
22:00 翌日の便がとれず、翌々日の便に振替が決まります。
00:00 そしてここで悲劇が。大量のフライト中止に伴い、
00:00 預け入れ荷物はその日のうちに回収できないと言われます。
00:00 今夜の宿もまだとれていないし、そもそも着替えがない状態に。
00:00 嘆いていても仕方ないのでとりあえず近場のホテルを探して予約します。
23:00 ホテルへ移動。
24:00 ホテルのレストランで遅い夕食。シーザーサラダをいただきました。


そして本当の悲劇は翌日に起こります。前日に回収できなかった荷物は12:00以降なら回収できると言われ、奥さんと娘には買い物でもしててもらって僕は1人、Kindle Paperwhiteを片手に空港へ。

2014/7/3 THU
12:00 バゲージサービスに並びました。すでに長蛇の列。
12:20 荷物を出すのに2〜2.5時間かかると言われます。
00:00 この際に、自分の荷物がどんなものか(色・形・素材・サイズなど)
00:00 を表を見ながら指定します。
00:00 え、目視で探すの?マジ?と思いながら、おとなしく待つことに。
16:30 待てど暮らせど出て来ないので、再度バゲージサービスに並びます。
17:00 「2〜2.5時間で出て来る言うたのに出てこおへんやんけ!」
00:00 と言ったら
00:00 「最初に案内した人が間違ってます。4〜6時間かかります」
00:00 ってきっぱりと言われ、ぎゃーぎゃーと文句を言ってたら
00:00 「仕方ねーなー」って感じで
00:00 「特別チケットを切ってあげるからそこでちょっと待ってて」
00:00 と言われおとなしく待つことに。
17:45 噂の特別チケットを切ってもらい、
00:00 「あと30分くらいで出て来るから」と言われます。
21:45 30分どころか3時間待っても出て来ないので三度目のバゲージサービスへ。
00:00 今日の荷物回収は諦めるので、出て来たらホテルへ届けてくれるよう
00:00 お願いしに行きます。「いつ届けられるか分からない」と言われるも、
00:00 精も根も尽き果てて、それでも良いと伝えました。

実はこの日も天候不良のためフライトキャンセルが多発し、前日の荷物を回収したい乗客と当日の客とでごった返し、怒号が飛び交ってます。上述の最後の依頼のため並んでいるときも、僕の前に並んでいたタトゥーもりもりのマイクタイソンみたいなごっつい黒人のお兄さんがFワード連発しながらマジ切れしてました。そんで僕に
「よう、兄さん、あんたもロストバゲージされたクチかい?何時間並んでんだよ、俺なんてもう6時間だぜ、信じらんねーだろ?!」
とまくしたててきました。
「12時からだからほぼ10時間かな」
って答えたら、お兄さん、びっくり。

"What's the F**K!?"

と叫び、
「おい、大丈夫かよ?怒れよ、何でお前怒ってねーんだよ、どんだけ人間できてるんだよ?」
と僕の肩を掴みながら聞いて来るわけです。
「もう疲れちゃって怒るパワーもないんだよ。。。」
と力なく返す僕。 

なぜかお兄さん、感銘を受けたようで僕のことを自分のことのように周りに伝え始めます。カウンターで同じくFワードを連発してたお姉さん達を捕まえて、
「ねえちゃんたち、えらいご立腹だけど何時間待ってるんだい?」
「4時間以上よ!信じられないでしょ?」
「ふっw この兄さん、10時間だぜ(どやぁ)」
"What's the F**K!?"

なぜか尊敬と憐憫の入り交じった目で周囲から見られることになりましたとさ。

自分の番が来て、上述の通りもう帰る旨を伝え、立ち去ろうとするとお兄さんが
「おい、帰っちまうのかよ。一緒に出て来るのを待とうぜ!」
と引き止めてきました。いや、無理だから。
「俺はもうダメだ、疲れちまった。だがあんたのは出て来ることを祈ってるぜ、兄弟」
って言って拳を合わせたあとがっちり握手してホテルに帰ったのでした。(←誇張じゃなくマジで)
ちなみにこの日、真田太平記を3冊読み終わりました。Kindle持って行ってて良かった。バッテリーの持ちが良いからね!
あと、丸二日着てツンとした薫りを解き放ち始めた下着はホテルの石けんを擦り付けてゴシゴシと洗い、タオルで水気をとったあとドライヤーで乾かして着ましたよ。乾かし切らなくてしっとりして冷たかったです。


2014/7/4 FRI
夜が明けても荷物は当然、ホテルに届けられることはありませんでした。振替便は16時のフライトでしたが、荷物回収のためまた12時頃に空港へ。ここでさらなる苦難が。

それではバゲージサービスのおばさんとの会話をお届けします。

「荷物が預けっぱなしになってるので出してくださーい。」
「4〜6時間かかります」
「昨日、そう言われて10時間待って出て来なかったんですけど」
「昨日は私は出勤してないからそんなこと言われても知りません。今日は4〜6時間かかってます」
「そんなにかかるんじゃトロントに飛んじゃっていなくなっちゃうから、じゃあ自宅があるロサンゼルス空港に送ってください」
「それはできません。あなた方はトロントに飛ぶわけですからトロントに送ります」
「いや、トロントはもう明後日の早朝には発つからトロントに送ってもらっても受け取れない可能性の方が大きい、LAXに送ってください」
「できません。トロントに送ります」
「トロントに明日中に着く保証はあるんですか?」
「ありません。でもあなた達はトロントに行くんだからトロントに送ります」
「我々がいないトロントに荷物が届けられた場合、どうなるんですか?」
「わかりません。おそらく問い合わせをして、ご自宅に送ることになります」
「じゃあ最初からロサンゼルス空港に送ってくれてもいいじゃない!!!!!」
「あ、ロサンゼルス空港でいいの?それならできます」←
突然方針変更
「最初からそう言ってるでしょ!じゃあとにかくそう手配してください!」

実際にはこの不毛なやり取りを30分くらいやってました。あのおばさん頭おかしいと思う。

めっちゃイライラしながら、エアカナダ(ユナイテッドとのコードシェア便でした)のカウンターに行ったら
「あ、オガタ様、お荷物が届いております」
見覚えのあるスーツケースをガラガラガラー。

・・・・・・・・・

昨日今日の苦労とイライラを返せー!

要するに、エアカナダは便数もユナイテッドに比べて少ないのもあってか荷物の管理がきちんとできていて、ちゃんとフライトに合わせてカウンターに届けていてくれたんですね。素晴らしい。

ということでとりあえず無事に荷物が出て来て良かったですが、ユナイテッドのサービスは本当に酷いなと改めて思いました。マイレージの関係でどうしてもユナイテッドになることが多いのですが、たまに日系の航空会社に乗るとびっくりしちゃいます。だからあまり全日空の職員さんを責めないであげてくださいね。

もう2ヶ月くらい前に決定して、FacebookやらTwitterやらではご報告しておりましたが、引越しの準備やらでバタバタしていてブログに書くのが遅くなってしまいました。

さてさて。日本を離れバンクーバーに引っ越して2年を過ごし、さらにバンクーバーからロサンゼルス郊外に引っ越して2年と3ヶ月が過ぎました。その間、色々な方に出会い、仲良くしていただき、色々な場所に出かけ見聞を広めてまいりました。
 
トータル4年ちょいと言うと十分な長さではありますが、各国2年ずつというのは、やっと腰を落ち着けて生活が安定し、友達も増えて楽しくなってきたところという感じで、正直物足りなさが残る長さでもあります。 一方で、2つの国で暮らすことができたのはとても良い経験で、同じ北米同じ英語圏であるにも関わらず、国が異なるとこうも文化が変わるのかと驚き、また知見が広がったなと感じました。

職を辞して出て来たもので、これからは就職活動をしなければいけません。正確には転職エージェントさんを通してレジュメを送ったりしているところです。良いところに決まるといいなあ。自分次第なんですが。
4年も日本を離れて暮らすと(毎年一時帰国してますが)やはりだいぶ日本人的感覚というのは薄れてきてるのかなと、元々やや離れたところにいる自分は日本の文化にちゃんと馴染めるのだろうかという不安はありますが、 同時に久しぶりに他人と仕事ができるのは楽しみでもあります。専業主夫は子供が手を離れてきたのでラクチンではありましたが、人との交流が少なく寂しい仕事でもありました。僕は割とボッチでも平気な方ではありますが、やっぱり寂しかったというのが正直なところ。配偶者が専業主婦(主夫)をされてる方はそのあたり十分にご留意願いたいところです。

日本の文化に馴染めるのかと心配するのは自分に限った話ではなく、むしろ娘についてでありまして、現地校でアメリカ文化どっぷりな状態の中、日本の小学校でいじめられないかお父さんは不安で仕方ありません。良いお友達ができると良いのですが。娘、頑張れ!

そんなわけでロサンゼルス生活についての総括はまた改めてしますが、まずはご報告まで! 

↑このページのトップヘ