先日、たまたま火事の現場に居合わせまして。
用事を済ませて外に出たら向かいのマンションで警報ベルがけたたましく鳴り響いていて、「おやおや、どこぞのいたずらっ子がうっかりボタンを押しちゃったかな?w」なんて思って眺めてたら煙がモクモク出てきました。
用事を済ませて外に出たら向かいのマンションで警報ベルがけたたましく鳴り響いていて、「おやおや、どこぞのいたずらっ子がうっかりボタンを押しちゃったかな?w」なんて思って眺めてたら煙がモクモク出てきました。
あれ、これ、マジのガチの火事じゃね?
ってなりまして。そんときに脳裏に浮かんだのが、アフロ田中の「誰も、消防車を呼んでいないのである!」というワンシーン。
すでに誰か通報してるかもしれないけど、通報してないかもしれない。それならば通報してない可能性を考慮して通報しようじゃないか、ってんで緊張する手で119番に電話しました。
超速攻で電話出るのかと思ったら、意外に待ちました。5コール以上かかったんじゃないかな。なんかへんなとこにかけちゃったかなって心配した頃に出て、「救急ですか、火災ですか」って聞かれました。そうだよね、救急の場合あるもんね。娘がすっころんで頭を切って血まみれになったときにも119番したわそういえば。
場所やら状況やらを伝え、「他の方からも通報を受けて向かってます、ありがとうございました」って言われて、成し遂げたな、と。ちょっとした充実感を味わいました。
さて、為すべきことを成し遂げたあとはじっくり野次馬にシフトチェンジです。消防士さんの邪魔にならなそうな場所に陣取って眺めてました。しばらくして消防車がサイレンを鳴らして近づいてきてテンション上がる上がる。
で、ですね。消防車が交差点に侵入しようとしてるのに、対向車とか普通に走ってるのね。おがたさんびっくりですよ。え、停まらないの?って。日本の法律では停まらなくていいの?って。
というのも、アメリカでもカナダでも、緊急車両がサイレン鳴らして走ってきたら周りに時間を止める魔法をかけたみたいに全ての車がピタッと停まるんですよ。完璧に。だから「緊急車両交差点に侵入します!」とかマイクで叫ばなくても安全に交差点に入れるわけ。そんで、消防車や救急車がすごいスピードで過ぎ去ったらまた何事もなかったかのように動き出すの。アメリカ人の運転マナーなんてひどいもんだけど、これだけはみんなちゃんとやるんですよね。
それが日本(東京だけ?)ときたら、周りの車があまりちゃんと停まらないもんだから消防車もゆっくりしか動けないし、そのせいで通り過ぎるのも時間がかかる。当たり前だけど消火作業や救出作業も遅れる。絶対ダメでしょこれ。
別にね、アメリカやカナダがえらい!最高!日本ダメ!とかそういう話じゃないんですよ。ただ良いところは見習うべきだよねって思うわけ。このあたり、アメリカやカナダで動いたら射殺されかねないけど(言い過ぎ)、日本は甘いんだなあと。一応道交法では緊急車両が通過する際には停止するよう定められてるんですけどね。
なんか日本人として情けないなーっていうのと、そこはもっと厳しく取り締まった方が良いんじゃないかなと思いました。
火事はそのあとに前を通ったらもう何事もなかったかのように収まってました。めでたしめでたし。